Claude Design(Anthropic Labs)
Claude Opus 4.7 を使い、対話でプロトタイプ / スライド / LP / モック / ワンページャーを作れる Anthropic Labs のビジュアル制作環境。Claude Code へハンドオフして実装に繋げられる。
『デザインが分からない人でも、最初の可視化までを AI と一緒に作れる』を狙った Anthropic 公式のデザインツール。ブランド・デザインシステムを取り込めば毎回同じトンマナで出力され、完成したら Claude Code に渡してそのまま実装できる。研究プレビュー段階で Pro / Max / Team / Enterprise で利用可能。
30秒サマリ
- Claude Design = 対話で作る Figma / Canva ハイブリッド。裏側は Claude Opus 4.7
- テキスト・画像・DOCX/PPTX/XLSX・コードベース・Web キャプチャから作り始められる
- コメント / 直接編集 / 数値スライダー(Claude が作る)で微調整
- 自社のデザインシステムを読み込ませると、以後すべての出力が自動でブランド準拠
- 完成品は URL / フォルダ / Canva / PDF / PPTX / スタンドアロン HTML でエクスポート
- 『Handoff to Claude Code』で 1 コマンド分のバンドルにまとめ、そのまま実装フェーズへ
Claude Pro / Max / Team / Enterprise の契約に含まれる。Enterprise は既定でオフなので管理者が Organization 設定で有効化する。
向き不向き
- ○ プロトタイプ / モック / ピッチデック / LP / SNS クリエイティブの初稿
- ○ デザイナーが探索の幅を広げたい(10 方向を並列に出す)
- ○ PM が feature フローをワイヤーで示し、そのまま Claude Code に投げたい
- △ 印刷用の厳密な入稿データ、フォント埋め込みが厳しいケース
- × 既存プロダクトのピクセルパーフェクトな最終仕上げ(Figma のほうが速い)
セットアップ(初回オンボーディング)
- claude.com/product/design を開いてサインイン(Enterprise は先に管理者が有効化)
- オンボーディングで自社のコードベース or デザインファイル(Figma / PDF)を接続し、Claude にデザインシステムを組ませる
- 生成された色 / タイポ / コンポーネントを確認し、必要なら手動で微調整
- 複数ブランドを扱うチームは、デザインシステムを 2 つ以上登録しておく
- テストプロジェクトを 1 つ作り、既存 LP のスクショを Web キャプチャで取り込んでみる
デザインシステムは後から育てられる。最初は 60 点で登録し、実プロジェクトで気づいた差分を都度反映するのが速い。
30分ワークスルー:LP を初稿までいっぺんに
- 『新製品◯◯の LP。ターゲットは中小企業の情シス。3 セクション(hero / features / CTA)で』とプロンプト
- 初回生成が出たら、hero の見出しにインラインコメントで『もう少しベネフィット寄りに』と指示
- features カードを直接クリックしてテキストを 3 パターンに増やす
- スライダーで余白と行間を調整、Claude に『この変更を全カードに反映』と依頼
- 『他方向で 3 案』と依頼して探索を広げる
- 気に入った 1 案を選び、組織内リンクで共有 → コメント収集
- 確定したら『Handoff to Claude Code』でバンドル化、Claude Code に実装を依頼
Claude Code への Handoff の流れ
Handoff バンドルには、デザインの構造・使用したデザインシステムのトークン・アセット参照・意図メモがまとまっている。Claude Code 側では 1 コマンドでこれを開き、既存リポの規約に沿って実装に落とし込む。
- Claude Design 側で『Handoff to Claude Code』を実行し、バンドル URL / ファイルを取得
- 対象リポの直下で `claude` を起動
- 『添付の Claude Design バンドルを取り込み、既存の UI ライブラリと Tailwind 設定に合わせて実装して』と指示
- 実装後、Claude Design のプレビュー URL とローカルの実装を突き合わせてレビュー
- 差分は Claude Design 側に戻して修正 → 再 Handoff、を数往復
Handoff は『Figma → 実装』の指示書渡しに近いが、デザインシステムのトークン名がそのまま渡るので Tailwind / shadcn 系リポなら 1 発で近い実装が返ってくる。
実務パターン 5 選
- ① 静的モック → インタラクティブプロトタイプ化:デザイナーがコードレビューなしにユーザーテストを回す
- ② PM のワイヤーフレーム:機能フローを図示 → そのまま Claude Code に実装依頼
- ③ ピッチデック:アウトラインから PPTX まで一気通貫、Canva に送って最終仕上げ
- ④ マーケコラテラル:LP / SNS / 広告バナーをブランド準拠で量産、デザイナーが最終ポリッシュ
- ⑤ Frontier design:voice / video / shaders / 3D / 内蔵 AI を使ったコード駆動プロトタイプ
運用のコツと落とし穴
- ○ プロンプトは『用途 / 対象 / セクション構成』の 3 点を先に言う。抽象語だけだと平均的な絵しか出ない
- ○ 1 プロジェクト内で複数方向を並列生成し、良いところを合成する
- ○ デザインシステムを整えるほど、以降の全プロジェクトが速くなる(複利)
- △ 共有はデフォで組織スコープ。外部レビュー時はエクスポートしてから渡す
- × デザインを完成品として直入稿するのは非推奨。必ずデザイナー / エンジニアの最終レビューを挟む
エクスポートと共有
- 組織内 URL:閲覧のみ / 編集可 / グループチャット同席、の 3 段階
- フォルダ保存:バージョン管理用に定期的にスナップショット
- Canva 連携:マーケが最終加工する経路
- PDF / PPTX:営業・経営向けの配布物
- スタンドアロン HTML:外部レビューや LP そのものとして配布
20分セットアップ手順
要約(非技術者向け)
サインイン → デザインシステム取り込み → 初プロジェクト → Handoff まで一気通貫。
チェックリスト(自動保存)
0/10
次に何をすればよいか
- 自社のブランド資料 / 既存 LP URL を1つ用意
- デザインシステムを登録
- テストプロジェクトを 1 本作り Claude Code に Handoff する
チートシート
入力: テキスト / 画像 / DOCX・PPTX・XLSX / コードベース / Web キャプチャ
編集: インラインコメント / 直接編集 / スライダー(Claude 生成)
適用: 『この変更を全体に反映』で一括更新
共有: 組織内 URL(view / edit / group chat)
エクスポート:Canva / PDF / PPTX / HTML / フォルダ
実装連携: Handoff to Claude Code → `claude` に渡す
対応プラン:Pro / Max / Team / Enterprise(Enterprise は既定 OFF)
公式: https://claude.com/product/design